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昔ながらの風情を残しつつ、若者の感性を刺激す町・・覚王山。その町の中心を通る日泰寺参道にて花屋を営んで今年で創業80年になります。プレゼントに最適なバラなどの洋花はもちろんのこと、四季を彩る茶花、佇む姿の美しい枝物、胡蝶蘭から観葉植物の鉢物に至るまで、その季節に最適な産地の物を多数取り揃えています。

さくま松花園(愛知県名古屋市千種区 花屋)ブログ

美味しいリンゴが食べたいなー!

2013年07月02日 7:36 PM

こんにちは、今日のブログ担当、西尾です。

今日は知原さんの十八番、映画ネタからひとつ。

先日久しぶりに映画館へ足を運び観てきました。

apple

阿部サダヲさん、菅野美穂さん主演の「奇跡のリンゴ」。

実話を元にした映画で、農薬で苦しむ妻のために無農薬でリンゴを作れないか、10年の歳月をかけて挑戦し実現したリンゴ農家、木村さんと家族のお話です。

私は数年前に映画の原作を読んでいたので木村さんがどんな思いでリンゴに向き合って家族に支えられて試行錯誤をしながら実現させてきたのかは知っていたのですけれど、映画は映画でとても楽しめました!

まさにこの人!というキャスティングで、主演の二人はもちろん、阿部さんの義父(菅野さんの実父)役の山崎努さんの語りが泣かせるんですよ・・・。

正直、リンゴの花が咲いたー!実ったー!!という映画のクライマックスより、中盤の山崎さん演じる寡黙な老人の昔語りのシーンが一番泣けましたもん・・・。

それから青森の、津軽のリンゴ畑と奥にそびえる岩木山の景色も最高に綺麗です!

よかったら一度観てみてください。(モデルの木村さんもこっそり出演されていますよ)

ただ・・・リンゴにつく虫や病気との戦いの話なのでいわゆる「害虫」もスクリーンいっぱい出てきます・・・。

そしてこの映画を観ると木村さんのリンゴ、一度食べてみたい!!って思いますが、木村さんのじゃなくてもいい、今すぐ美味しいリンゴが食べたーい!!という欲求に駆られます。

が、残念ながら今はまだリンゴちゃんは花が終わってやっと小さな実がついた頃でしょうか?

秋が来るまで美味しいリンゴはしばらくお預けです・・・。

 

ところで、リンゴに限らず昨今は無農薬野菜や果実が売りの作物が出回ってきていますよね。

消費する方も生産する方も、もちろん使わずにこしたことはありません。

私も仕事中、ある特定の花を扱っているときに喉が痛くなり咳き込むことがあります。(花粉症ではなく)

農薬のせいかな~と思うのですが、食べ物も花も大量に生産するには頼らざるをえません。

気候や季節によって多少のムラがあるのは仕方ないことですが、必要な生産量、一定の価格を維持していくためにはやはり農薬は欠かせません。

少し触っているだけで咳き込むようなら、生産者さんはもっと苦労されているのではと思います。

今回の映画を観て「農薬は危険だ!」「農薬は使わないで!」と一方的に農薬を否定するのではなく、私たちの食卓に上がる食料や、毎日仕事で扱っている植物の向こう側に生産者さんの努力があることに感謝しなければなぁと改めて思いました。

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